茶親しむ邸宅の広間 最も広い15畳和室。茶道宗〓流唐津支部原田社中による実演とともに公開された。茶室棟の3室のほか、ここと8畳和室にも炉が切られている。奥の違い棚の天袋と地袋には、唐津藩御用絵師であった長谷川雪塘のふすま絵も=唐津市南城内の旧大島邸

ようこそ 建物東側の玄関から見た旧大島邸。玄関の軒の瓦は再利用し、その周辺に市民の寄付運動「瓦一枚運動」の瓦834枚を敷き詰めている

できるだけ再利用 主屋棟と茶室棟は移設前の木材を4割ほど再利用。和室内部の見える部分の多くは再利用だが、真新しい木材もあちこち

きらりと光る意匠 左上から時計回りに、長谷川雪塘が描いた天袋小襖(ふすま)のスズメ▽紅葉や鶴など部屋ごとにモチーフが異なるくぎ隠し▽スズメをあしらった付書院の欄間▽十四代中里太郎右衛門さんが寄贈した手洗い鉢

■明治の和風邸宅、市民の拠点に

 市民の熱意が行政を動かし、10億円の費用を要して移築復元された明治中期の和風邸宅「旧大島邸」が23日、唐津市南城内にオープンする。唐津の近代化に尽力した大島小太郎(1859~1947年)の旧宅で、当時の面影を残す大規模で上質な住宅。当面直営する市は「観光・文化施設」と位置付け、観光客が訪ねるだけでなく、茶会や講座、展示の会場など市民活動の拠点としての活用も見込む。開館前に施設内の様子を紹介する。

■開館記念行事と利用案内

【23日】10時=開館記念式典、13時=一般入館開始、14時=解体、復元に携わったアルセッド建築研究所の清水耕一郎所長の講演

【29日】9時半~16時=三流派合同茶会(14時半まで受付、有料)

【30日】11、15時=唐津大使佐藤和哉さんとしの笛のひととき

【30~5月5日】三流派交代による呈茶席(有料)

▼入館料 一般100円、小中学生50円

▼各部屋使用料(1時間)

 15~6畳和室が700~300円、6~3畳茶室が900~300円など

▼開館時間 9~17時(事前申請で部屋貸し出しは7~21時可)

▼休館日 水曜日(祝祭日は翌日休館)と年末年始

▼駐車場 隣接する南城内駐車場に149台

▼電話0955(73)0423=18日から通話可

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