唐津市と玄海町、佐賀県が作成したバス路線を再編する「唐津地域公共交通再編実施計画」が国交省に認定され、8月1日から運行が順次始まる。市中心部と各地域を結ぶ従来の方法から、市中心部と地域の乗り継ぎ拠点を幹線で結び、拠点から枝線を巡らせる方法へ移行していく。国の補助が得やすくなり、地域の足の維持につながる。

 自治体に積極的な取り組みを求めた地域公共交通活性化再生法に基づく制度で、認定は九州で初めて。

 再編計画は主に3エリアで進める。久里・北波多エリアは、久里線を北波多線に統合し、「市民病院きたはたバス停」を枝線との乗り継ぎ拠点として活用する。呼子・鎮西エリアは、「呼子バス停」(呼子発着所)の拠点化をさらに強め、観光客や住民ニーズに対応。新規ルートで呼子町小友地区などの路線がなかった「空白」地域の移動困難にも応じる。両エリアとも10月1日から運行を始める。

 地域拠点を設けることで、利用者には乗り継ぎの負担が発生する。市地域づくり課は「いままで赤字で本数を減らさないといけない路線も、補助で維持できるようになる」とメリットを強調し、乗り継ぎに伴う料金増はできるだけ抑える。ほかのエリアでも再編の検討を進めていく。

 市中心部は西回り・東回りの市内循環線(一方向運行)を、唐津赤十字病院の移転に伴い、8月1日から西、東、南の3コース(同)に変更し、南コースは病院を経由する。大手口から病院を最短で結ぶコースも新たに設ける。いずれも唐津駅を通り、JRの接続も考慮している。

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