参院の合区問題で憲法改正も視野に入れた議論の必要性を訴えた佐賀県の山口祥義知事(中央)=福岡市のヒルトン福岡シーホーク

 福岡市で28日始まった全国知事会議は、今夏の参院選で初めて実施された選挙区の合区を巡って熱い議論が交わされた。佐賀県の山口祥義知事も「人口比で定数を考えるならば都市部に議員が集中し、一度そうなれば元に戻せなくなる。今こそ憲法改正を含めて骨太な議論を国民に提示する必要がある」と問題提起した。

 山口知事は「(人口比で知事会の席を考えるなら)東京都の席が六つ、神奈川県は四つになり、(今回合区になった)高知県と徳島県の2人のうち1人は退場することになる」と指摘した。「人口比だけでこの国のかたちを議論していいのか」と問題視し、都市部集中への流れに「非常に焦っている」とも明かした。

 大阪や神奈川など都市圏から合区解消反対や慎重な意見が相次いだことについて、山口知事は「残念だ」としながらも「47人による意思決定は重い。(29日に)合区解消を求める決議案が修正されてまとまることを期待している」と述べた。

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