海外市場を意識した取り組みについて語る百田憲由社長=西松浦郡有田町の有田ポーセリンパークシアター

 佐賀県ベンチャー交流ネットワークの例会が27日、西松浦郡有田町であった。有田焼の海外進出に取り組む商社の代表らが事例を紹介し、白磁の重要無形文化財保持者(人間国宝)の井上萬二さんが講演した。

 県内のベンチャー企業関係者ら約100人が参加した。事例紹介では、陶磁器ブランドを手掛け、世界的デザイン賞で最高賞に輝いた百田陶園の百田憲由社長が、手探り状態で始まった海外戦略について発表。「産地の発展のためには、伝統を大事にしつつも革新的な挑戦が必要」と、有田焼の新たな市場への思いを語った。

 井上さんは「伝統工芸の道」と題し、87歳になった今も時間をつくっては海外旅行し、見聞を広めていることを紹介。「目標を持って努力することと、創造するセンスを磨くことがベンチャー精神にとって大切」などと話した。

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