鎧や家臣団の名簿録「着到帳」など藩主との強い結び付きが分かる資料を展示=小城市立歴史資料館

■家臣宛て書状、鎧など展示

 小城鍋島藩ゆかりの史料を紹介する「小城藩家臣団~骨切り侍の誇り」が、小城市立歴史資料館で開かれている。藩主が石高について家臣に宛てた「宛行状」や藩士の名簿録「着到帳」など、小城藩主と家臣の“鉄の結束”を示す資料32点が並ぶ。9月10日まで。

 企画展は今年が小城藩成立400年に当たることを記念して開催。今回は、歴代小城藩主と家臣団との結び付きをテーマに江戸時代初期から明治維新期までの、文書や鎧(よろい)などを展示している。

 藩主と藩士との信頼関係を示す「宛行状」は、石高の増減を知らせる文書。延宝4(1676)年、冨岡家に宛てた文書では、20石の増加を藩主が認めている。

 小城市教育委員会文化課の近藤晋一郎さんは「功績があった家来にはちゃんと石高を増やしていた。その逆の文書もある」といい「藩主が代わるたびに宛行状を出して、主従関係を毎回確認したようだ」と話す。また、当時の名簿録「着到帳」には家臣の名前や身分、石高を記録し、「藩主が詳細に部下について把握しようとする様子がうかがえる」(近藤さん)。

 企画展のサブタイトル「骨切り侍」の由来について近藤さんは「初代小城藩主が『骨を折る以上の苦労をいとわない武士たちが初期の小城藩を支えた』とたたえたため」と説明する。

 企画展の問い合わせは市立歴史資料館、電話0952(71)1132。文化課職員による展示案内は、12、19、26日、9月2日で午前11時と午後1時から15分程度。

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