地区の安泰を願う百手祭の神事で、的を目がけて弓を射る氏子=神埼市脊振町の鹿路神社

祭りの最後の直会で、神前に供えた鯛にお神酒を注いだ骨酒を味わった氏子ら=神埼市脊振町の鹿路神社

 神埼市脊振町の鹿路(ろくろ)神社で8日、古くから伝わる百手祭(ももてまつり)が開かれた。鹿路地区の氏子ら約30人が太鼓をたたいて社殿を一周、手製の弓矢で的を射て地区の安泰を願った。

 百手祭は五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈願する伝統行事。神前に弓矢や鯛をお供えし、宮司が祝詞を読み上げた。氏子らは鳥居にくくりつけた的に向けて矢を放ち、その年の運勢を確かめていた。

 その後は直会(なおらい)でにぎわった。供え物の鯛をたき火で焼いて大皿に乗せ、お神酒を注いだ「骨酒(こつざけ)」を全員で味わった。的射神事に使った弓矢もたき火にくべた。

 区長の内村夏生さん(67)は「皆さんの顔を見ることができて今年も楽しかった」と笑顔を見せ、2本の矢を命中させた森田太美夫さん(67)は「人は少なくなっているけど、大事な祭り。これからも続けていきたかね」と話していた。

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