雪が積もった平野部の幹線道路。日中も時折、激しく降り、「スリップ注意」の電光表示も=10日午前9時6分、杵島郡江北町

 佐賀県内は10日、この冬一番の寒気が流れ込んだため平野部にも雪が降り積もった。未明から午前10時までに路面凍結に伴う交通事故が72件発生し、7人がけがをした。JR長崎線や佐世保線では、分岐点に雪が入り込んで不具合が生じ、運休や遅れが出た。11日も昼前にかけて大雪になる恐れがあり、気象台などが警戒を呼び掛けている。

 県警交通企画課によると、路面凍結によるスリップや追突事故は杵島郡白石町や江北町、大町町を管轄する白石署管内が最も多く、25件発生した。次いで武雄署管内が18件に上った。

 JR九州によると、肥前山口駅など県内6駅で、列車の進路を切り替えるポイントに雪が入り込んだ影響で、適切に作動しないトラブルが発生した。このため長崎線と佐世保線で特急14本と普通列車4本が運休、最大2時間の遅れも生じ、約6千人に影響が出た。

 唐津市と長崎県壱岐市を結ぶ九州郵船フェリーは高波で4便が欠航。佐賀空港は通常通り発着した。

 県教育委員会によると、雪のため公立中学1校と高校2校で始業時間を繰り下げ、中学1校と高校2校が下校を繰り上げた。

 道の駅吉野ケ里さざんか千坊館は臨時休業。武雄競輪はバンクに雪が積もったため10日のレースを11日に順延し、開催期間は1日延びて13日までになった。

 神埼郡吉野ケ里町の国道385号と佐賀市三瀬村の国道263号は10日午後6時現在、福岡県境までの2~3キロの区間がそれぞれ通行止めになっている。県内の山間部37路線ではチェーン規制も行われている。

 佐賀地方気象台によると、10日は佐賀駅前や佐賀空港で1センチの積雪を記録した。11日は午後6時までに多いところで山間部で8センチ、平野部で3センチの積雪を予想し、引き続き路面や水道管の凍結への注意を呼び掛けている。

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