ビール大手5社が12日発表したビール類の2017年1~3月の国内出荷量は前年同期比0・7%減の8014万ケース(1ケースは大瓶20本換算)だった。統計を開始した1992年以降の1~3月の過去最低水準を、3年連続で更新した。ただ節約志向を反映し、最も安い「第三のビール」は3年ぶりの増加に転じた。

 出荷量のうち、第三のビールは各社の新商品や商品刷新の効果もあり0・2%増の2970万ケースだった。ビールは1・3%減の3883万ケースで3年連続のマイナス。発泡酒も0・8%減の1160万ケースにとどまった。

 第三のビールは大半が家庭で飲まれており、日ごろの支出を抑えたいと考える消費者がなお多いとみられる。業界関係者は総出荷量の減少に関し、昨年2月がうるう年で1日多かった反動や、気温が低めに推移した影響もあるとみている。

 5社はアサヒビール、キリンビール、サントリービール、サッポロビール、オリオンビール。【共同】

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