模擬委員会で法案提出者に質問する子ども議員=佐賀市長瀬町の日新小

 摸擬国会の授業が10日、佐賀市の日新小で行われ、6年生約70人が大臣や国会議員になりきって質問や答弁をし、国会審議や法律ができる仕組みを学んだ。参議院が創設70周年事業の一環で実施、九州では初めて。

 社会科の授業を活用した。参議院が用意した台本に沿って委員会と本会議を体験し、盲導犬や介助犬などの補助犬が公共施設に入れるようにする「身体障害者補助犬法」を審議した。

 厚生労働委員会では、法案を提出した衆院議員役の富田翔也さん(12)が「障害のある人と助ける犬が暮らしやすい社会にするための法律」と趣旨と内容を説明した。他の子ども議員からは「法案の目的は」「施設が補助犬を連れて入ることを断った場合、罰はあるのか」など質問が飛んだ。

 採決では本物の木札で記名投票をした。名前を呼ばれた子ども議員は壇上に上がり、賛成の白札か反対の緑札を教頭に手渡した。開票の結果、賛成多数で可決された。

 厚労相役を務めた児玉翔太さん(12)は「緊張した。責任を持って議員の質問に答える大臣の役割を知ることができてよかった」と感想を語った。6年後には選挙権を得る児童たち。参議院広報課の奥村佳美係長は「これを機に国会と政治を身近に感じてくれたら」と期待した。

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