唐津市に寄せられた「ふるさと納税制度」による寄付金が大幅に増えている。昨年度は1億円強だったが、本年度は9日現在で約18億300万円(約13万7千件)。昨年末までの集計で県内20市町で上峰町に続いて2番目に多く、県税政課は「20市町の中で昨年度と比べて、金額、件数ともに最も伸びている」という。

 市企画部は、寄付額の20~30%に抑えていた返礼品経費を40~50%に引き上げたことや、豊富な地元特産品を生かし返礼品の種類を96品から約250品へ拡大したことを、増額の主な要因とみている。

 市は昨年度の実績(市町で11番目)を基に、当初の目標を1億円としていた。だが予想を大幅に上回り、返礼品などの経費を予算化する必要に迫られた。8月の臨時議会で8億円、12月の定例議会で12億円と目標を上方修正してきた。

 ふるさと納税は年収に応じて寄付できる上限額が決まるため、12月に駆け込み需要で増加する傾向がある。市は12月の寄付額をそれまでの実績から5億4千万円と見込んだが、単月で10億円と想定を超えた。今月14日の臨時議会で関連予算を追加提案し、目標20億円と3度目の修正を図る。

 返礼品配送料や業務委託費などもあって、実質的な財政効果は25%の約5億円となる見込み。市企画部の阿蘇靖則副部長は「一般財源で収入を5億円増やすのは大変なこと。今後も維持するように努力するが、同額が入るかどうかは寄付者の考え次第」と見通しの難しさも語る。

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