三養基郡上峰町議会(寺崎太彦議長、10人)の定例議会が10日、開会した。12月議会で否決されたため内容を改めた一般会計補正予算案を巡り空転した。一部を減額する修正案提出の動議もあったが、最終的に見送られ、採決で原案は賛否同数となり議長採決で可決した。3月の町長選を前に、議会内の対立が激しくなっている。

 採決前に1議員が途中欠席し、賛成4、反対4となり、議長が賛成に回った。

 補正予算案は35億2984万2千円。前回否決の要因となった学校給食費無料化の事業費1100万円を見送り、県重要無形民俗文化財「米多浮立」に関する用地購入費1255万5千円は改めて盛り込んだ。議員から「政教分離に反するのでは」「本議会前に全員協議会などで詳しく説明すべき」などの異議が出た。

 用地は、浮立を奉納する老松神社北側の1200平方メートルと瑞応寺跡北側の100平方メートルの民有地。浮立保存会の要望を受け、町が買収する。保存会は県の交付金と町補助金を活用し、約120万円をかけて案内板を設置する計画で、交付金の執行期限が年度内のため、補正予算案に計上した。

 この日は度重なる休憩や修正案の取り扱いを巡る議会運営委員会の影響で、時間を延長し午後6時すぎに終わった。会期は24日まで。

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