佐賀県沖の有明海で養殖されたノリの今季5回目の入札会が9日、佐賀市の県有明海漁協で開かれた。全国的な品薄感もあって平均単価は15円94銭と高値で推移。ただ、西部海域を中心に赤潮による色落ち被害が発生した影響で、枚数、単価ともに“東高西低”の傾向が続いている。

 今回の販売枚数は2億5893万枚で、販売金額は41億2692万円。今季5回の累計販売枚数は8億6300万枚となったが、同漁協は「この時期であれば11億枚は欲しいところ」と厳しい見方を示す。一方、累計販売金額は高単価が支え、前年同時期を上回るペースの139億6千万円となった。単価では佐賀市近郊の支所が軒並み15円以上だったのに対し、西部の支所は苦戦した。

 県有明水産振興センターが7日に行った調査では、六角川以西の観測地点14カ所全てで色落ちレベルが重度の「4」となっている。6日からはダムからの放流が始まっており、県有明海漁協の江頭忠則参事は「相場や生産者の品質管理でこの時期としては高単価だったが、生産量日本一達成に向けてはぎりぎりの状況。今後の海況の安定に期待したい」と話す。

このエントリーをはてなブックマークに追加