水陸機動団が運用する水陸両用車=佐世保市の陸上自衛隊相浦駐屯地

 佐世保市の陸上自衛隊相浦駐屯地に来年3月新設される「水陸機動団」が運用する水陸両用車の整備工場が、神埼郡吉野ケ里町の陸自目達原駐屯地に完成した。国が佐賀空港への配備を目指す新型輸送機オスプレイと同様、水陸両用車は離島奪還作戦を展開する装備で、新工場はエンジンなどの専門的な整備を担う。

 同じ目達原駐屯地にある九州補給処整備部が運用する。工場は鉄骨2階建て、延べ床面積は約6800平方メートル。昨年2月から建設し、グラウンドがあった場所に新設した。総工費約21億円。4日に落成式を開く。

 目達原駐屯地広報室によると、新工場は水陸両用車(AAV7)が事故などによる大規模な修理や高度な内容の整備に対応。老朽化している既存工場での被服や通信機材の整備機能も集約する。

 整備する隊員の養成も進んでおり、九州補給処の小瀬幹雄処長は「工場は作戦基盤の確立につながる装備品の稼働率の維持・向上に不可欠」とコメントした。

 水陸機動団は島しょ防衛を見据え「西部方面普通科連隊」を母体に編成し、海から隊員を送り込む態勢として水陸両用車52両を導入する。防衛省が佐賀空港に配備を目指す新型輸送機オスプレイも隊員輸送手段に位置付けている。

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