村上木彫の村上貞雄さん。手にしているのは「木彫 聖徳太子」

 村上木彫は太良町にある木彫工房です。工房を営む村上貞雄さん(70)は諫早市出身で、大阪で10年間修行と職人として過ごした後、45年ほど前に太良町に工房を構えました。

「素材になる木はケヤキやヒノキなど樹齢100年以上の貴重な木材で、ノミに魂を込めて彫り上げています」と村上さん。工房を構えた当初は住宅の欄間の注文が多かったそうですが、近年は宮大工や設計事務所から社寺彫刻を頼まれるのが主体となっています。

 建造物の内外の柱や虹(こう)、梁(りょう)の端に付ける獏(ばく)の鼻や竜頭、獅子、唐草などを一刀、一刀、荒削りから仕上げまで丁寧に仕上げています。仏像や獅子などの一般彫刻も手がけています。

 後継者も育ち、村上さんが築いた技を継承しています。手にしているのはケヤキの磨きなしの「木彫 聖徳太子」の像で、幼少の時の聖徳太子の気高さが見事な像です。工房の電話は0954(67)1290。

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