明治期の皿を持つ深川一太社長。右は絵付けに半年以上掛けた「染錦龍鳳凰十八方割吉祥絵大花瓶」=西松浦郡有田町の深川製磁チャイナ・オン・ザ・パーク

 西松浦郡有田町の深川製磁(深川一太社長)は有田陶器市(29日~5月5日)に合わせ、同社の明治時代の意匠を再現した器を限定販売する。同町原明のチャイナ・オン・ザ・パークでは、半年以上掛けて吉祥紋を細密に描いた大花瓶や明治期から同社で使われた道具類を展示する。

 限定販売品はチャイナ・オン・ザ・パークと同町幸平の本店に並べる。「明治のモダニズム」と題し、1900年のパリ万博後に英国に輸出されたデザインを復刻した碗皿や、皇室にも納めた花丸紋のティーセットなどを製作した。

 大花瓶は高さ46センチ。同社勤務でともに伊万里・有田焼伝統工芸士の小杉優さん、多久島智美さん父娘が製作した。龍(りゅう)と鳳凰(ほうおう)の周りを青海波などの伝統の文様や草花が取り囲む。道具類は同社に残る型や吹きかけ技法で使う機械などを披露。工場を開放し、嬉野茶や地元酒蔵の甘酒などを販売するマルシェも開く。

 このほかチャイナ・オン・ザ・パークでは、アウトレット販売やレストランの期間限定メニュー、熟練職人の絵付け実演、5月1、2日午前11時からは餅つき大会などを行う。期間中はJR有田駅前とチャイナ・オン・ザ・パークを結ぶ無料バスを運行する。問い合わせはチャイナ・オン・ザ・パーク、電話0955(46)3900へ。

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