畳の上に座って談笑しながら食卓を囲む子どもたち=神埼市の浄光寺

お年寄りや住職が先生になって子どもたちの宿題にアドバイスを送る寺子屋=基山町長野の光蓮寺

 大人から子どもまでみんながお寺に集まって一緒にご飯を食べる「てらこや子ども食堂」が22日、神埼市の浄光寺で始まった。夏休みが訪れた子どもたちでにぎわい、用意した70食分が売り切れる盛況ぶり。若院の後藤曜子さん(28)は「月1回のペースで続けていきながらみんなが笑顔になれる場所になれば」と話す。

 お寺の門徒会館で正午、食堂が開店した。献立はカレーライスとサラダで費用は無料だ。お昼ごはんを食べに訪れた地元の子どもや母親たちが畳の上でくつろぎながら料理を口に運んでいた。てらこや食堂を楽しみにしていたという神埼小5年の水田円さん(11)は「さっぱりしていておいしかった」と笑顔を見せた。

 門徒の婦人会メンバーが炊き出しし、ジャガイモやトマト、キュウリなど差し入れてもらった食材が活躍。最後はサラダを作り足した。次回は8月22日。夏にぴったりのそうめん流しを予定している。諸田実優さん(10)と妹の有美さん(8)は「広いお寺の中も探検できて面白かった。今度のメニューも夏の定番だから行きたい」と話した。

■宿題や小物作り、お年寄りが指導 光蓮寺でも(基山町)

 夏休みの朝の時間を子どもたちに有意義に過ごしてもらおうと、基山町長野の光蓮寺(山内智宏住職)で28日、寺子屋が始まった。初日は約20人の小学生が訪れ、地域のお年寄りらを先生に宿題に取り組み、お手玉作りなどを習った。8月3日まで開かれる。

 寺子屋事業は地域住民らでつくる「光蓮寺寺子屋有志の会」(平川豪代表)が昨年から始めた。子どもたちは朝9時までに本堂に集合。正座で読経した後、宿題に取りかかった。

 自由時間には織り機を使ったさおり織り体験や古布での草履作り、寺の盆踊りで飾る灯籠作りなどを地域のお年寄りから指導を受けて楽しんだ。平川代表(72)は「スマートフォンやゲームから遠ざかって、友人や地域の人と触れ合うことで人間形成につながれば」と話す。

 飛び入り参加も歓迎で、参加費は保険、材料費込み500円。問い合わせは同寺、電話0942(92)2492。

このエントリーをはてなブックマークに追加