吉野ヶ里町の東脊振小中学校北に建設予定の文化体育館のイメージ。勾玉(まがたま)形のアーチを描いている

 神埼郡吉野ケ里町は町文化体育館の基本設計をまとめた。五ケ山ダム水源地振興基金を使った最後の大型事業で、吉野ケ里歴史公園がある町として勾玉(まがたま)をイメージした形を採用した。医療費削減に向け、スポーツを通じた健康づくりや芸術・文化活動の充実を目指す。

 文化体育館は東脊振小中学校北に造る。勾玉形のホールは吹き抜けで、開放感のある展示スペースやラウンジなどの多様な活用を見込む。アリーナは44メートル×34メートルで、6人制のバレーボールコートが3面できる。2階の観覧席は400席を用意する。駐車場は150台分を設け、近隣の公共施設と連携しながら大会や講演会の誘致につなげる。

 災害時の長期避難が可能になる非常用発電や屋外にマンホールトイレ3機を設置するなど防災機能も確保する。「東脊振インターチェンジが近く、災害時の物資集積の拠点にもなれる」と町ダム事業推進課。バリアフリーにも対応する。

 建設事業費は24億円で、ダムの基金が使用できる2020年度内の完成が求められる。多良正裕町長は「東京五輪や佐賀国体で高まるスポーツ熱に応える施設がこれまでなかった。期限まで急ピッチで進め、町民の健康づくりを後押ししたい」と語った。

 町は8月18日に中央公民館、19日に東脊振健康福祉センターで午後7時半から住民説明会を予定している。

 町内の社会体育施設は三田川中体育館を兼用し、一般利用は夜に限られていた。町は14年7月、当初の文化センター建設を文化体育館に変更した。

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