唐津市役所の現地建て替え計画の3度目の設計業者選定で、第2次審査の公開プレゼンテーションが6日、同市の大手口センタービルであり、共同企業体1者だけが提案した。価格ではなく、提案内容重視のプロポーザル方式による選定で、この1者の提案だけで設計業者が決まる。

 業者間の競争を担保するため、過去2回は2者以上の参加を成立要件としていたが、いずれも1者しか手が挙がらず、即中止になっていた。今回は1者でも成立すると見直した。

 プレゼンしたのは共同企業体の中核の梓設計九州支社で、設計の前段となる基本計画策定業務を予定価格の1%で落札していた。

 梓設計は、建物の配置など基本計画に則して提案。もともと基本計画上で1年間と短かった設計期間が2度の中止で7カ月に短縮されており、今後のスケジュールについては合併特例債の期限にも間に合わせるため、議会の仮設移転による工期短縮案の検討を求めた。また、工期にも配慮して制震構造を提案した。

 プレゼンには審査委員7人のほか、市民や市議ら約30人が傍聴。審査結果は1週間程度で市のホームページに公表される。梓設計は地元の設計事務所2社と組んで参加している。

 設計業者の選定では、梓設計が基本計画策定業務を1%で落札したことで、同業他社が参加を見送ったとみられている。プレゼン後の取材に、梓設計の担当者は「我々の問題ではなく、各社で判断された結果」と話した。

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