オーストラリア沖で5日に起きた米軍の新型輸送機オスプレイ墜落事故を受け、事故機が所属する普天間飛行場を抱える沖縄県や、オスプレイの配備や訓練が計画される自治体の住民からは「またか」「われわれの頭上を絶対に飛ばないでほしい」と安全性を不安視する声が相次いだ。

 普天間所属のオスプレイは昨年12月、沖縄県名護市沖で1機が大破する事故を起こした。現場近くの同市安部の無職宮城美和子さん(62)は「事故を繰り返すオスプレイは欠陥機。二度と沖縄の空を飛ぶな」と憤った。普天間飛行場そばの上大謝名(うえおおじゃな)地区の自治会長大城ちえ子さん(63)は「自宅周辺で同様の事故が起きたら取り返しがつかない。大惨事になる前に普天間を地元からなくしてほしい」と訴えた。

 北海道ではオスプレイが参加する海兵隊と陸自の共同訓練が予定される。市民団体「矢臼別平和委員会」(別海町)の中村忠士事務局長は「心配が現実になり、安全性への懸念が強まった」と憤る。「少なくとも事故原因究明までは、北海道での演習はすべきではない」と強調した。【共同】

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