ノリを手に取り、品質を確認する買い付け人。今季の販売額は過去2番目の水準となった=佐賀市の県有明海漁協

■14季連続日本一は確実

 佐賀県沖の有明海で養殖されたノリの今季最終入札会が13日、佐賀市の県有明海漁協で開かれた。累計販売枚数は前季比約8・3%減の17億2848万枚と落ち込んだが、全国的な品薄傾向のため販売額は高値で推移し、3・3%増の249億4273万円。統計が残る1965年以降、79年度(256億円)に次ぐ過去2番目の実績となった。販売枚数、額ともに14季連続の日本一は確実な見通し。

 1枚当たりの平均単価は14円43銭と高水準で、20年ぶりの14円台となった。

 例年より1回少ない9回目となった最終入札は、販売枚数が5917万枚、販売額は4億7725万円。加工用の品薄感が続き、平均単価はこの時期としては高い8円7銭だった。

 今季は西南部を中心に赤潮によるノリの深刻な色落ち被害が広がった。冷凍網の張り込みが予定より2週間遅れ、販売枚数は目標の19億枚に届かなかった。ただ、中国産の不作などもあり、全国的に品薄で高単価が続いたため、額は目標の228億円を上回った。

 県有明海漁協の徳永重昭組合長は「海況が悪く、大不作の年になると心配していたが、価格面に支えられた。生産者が諦めずに努力を続けた結果でほっとしている」と振り返った。

このエントリーをはてなブックマークに追加