DV被害者への支援の充実を訴える「全国女性シェルターネット」理事の近藤恵子さん=佐賀県弁護士会館

 家族や恋人など身近な人からの暴力(DV)について考えるフォーラムが5日、佐賀市の県弁護士会館で開かれた。被害者支援に取り組む人たちの講演やパネル討議を通して、被害者の誰もが適切な支援を受けられる社会のあり方を探った。

 講演では、NPO法人「全国女性シェルターネット」理事の近藤恵子さんが、現場から見えてくるDV被害の特徴と支援の課題について話した。

 近藤さんは、DV被害の相談や認知件数は年々増加しているものの、どこにも相談できずに表に出ていないケースの方が依然多いと指摘する。「加害者を見過ごし、被害者に手を差し伸べない社会でいいのだろうか」と問い掛け、被害者を社会全体で支える仕組みづくりが必要だと訴えた。

 フォーラムは、DV被害者支援グループ「コーリング佐賀」が主催し、被害者支援に関わる約50人が参加した。

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