三段大会で優勝した樋口駿君

 第40期佐賀県アマ囲碁最強者戦(佐賀新聞社主催)の三段大会が6日、佐賀市駅前中央の日本棋院佐賀中央支部で開かれた。決勝では樋口駿君(9)=嬉野市=が、長澤宣之さん(63)=佐賀市=を中押しで破り、頂点に輝いた。樋口君は「実力を出しきった。優勝できてうれしい」と笑顔を見せた。

 大会には9歳から87歳まで幅広い年代の愛好家39人が盤上で棋力を競った。

 決勝は握って樋口君の先番。右下、白の1間高ガカリから碁が動き出し、黒の実利対白の厚みという展開。中盤にさしかかるころ、厚みをバックに白が右辺に打ち込み、競り合いが始まった。

 樋口君のやや強引と思える攻めに対し、長澤さんの着手が重く、サバキに失敗。黒の断点を狙って打開を図ったが、樋口君が冷静に対応。129手で長澤さんの投了となった。樋口君を含む上位4人は、四段大会のパラマス戦に出場する。

 パラマス戦では二段大会準優勝の奥村和弘さん(佐賀市)ら4人が四段大会のパラマス戦へ進んだ。

 四段大会とパラマス戦は10月1日に開催する。

■強くなりたい

 三段大会を制したのは、弱冠9歳の樋口駿君だった。昨年は初段大会4位。数々の大会などで経験を積み、飛躍的な成長を見せた。持ち前の勝負強さを発揮した樋口君は「強い人と対局すると勉強になるので楽しい。まだまだ強くなりたい」と意欲を見せた。

 3年ほど前、塩田町の囲碁教室のチラシを見たことがきっかけで囲碁を始めた。負けた相手の名前を覚えて帰るなど負けず嫌いな性格に加え、ネット碁や詰め碁で棋力を鍛えた。

 県内や近県の大会に意欲的に出場し、福岡県で月1回開かれるプロ棋士による研究会にも通い、指導碁を受けるなど実力を磨く。1日に行われた第38回文部科学大臣杯少年少女囲碁大会全国大会では県代表として出場した。全国の強豪を相手に2勝1敗と善戦した。

 樋口君は「パラマス戦でも勝ち抜きたい」と抱負を語った。

 成績は次の通り(敬称略)

 ▽1回戦勝者

 荒木正次(佐賀市)青木靜夫(同)香月進(同)志津田和己(同)松尾東樹(同)加茂一則(同)徳永賢治(嬉野市)

 ▽2回戦勝者

 武内元英(佐賀市)長澤宣之(同)藤原千房(同)松瀬初男(同)白波造喜(唐津市)高尾聡(基山町)釘崎正弘(多久市)狩峰初好(鹿島市)田崎重文(同)尾形善次郎(多久市)樋口駿(嬉野市)永渕広明(鳥栖市)中川哲也(武雄市)吉岡照嗣(同)、荒木正次、松尾東樹

 ▽3回戦勝者

 荒木正次、永渕広明、田崎重文、樋口駿、藤原千房、長澤宣之、松瀬初男、中川哲也

 ▽準々決勝

長澤 宣之 中押し 荒木 正次

中川 哲也 中押し 藤原 千房

永渕 広明 2目半 田崎 重文

樋口 駿  7目半 松瀬 初男

 ▽準決勝

長澤 宣之 25目半 中川 哲也

樋口 駿  8目半 永渕 広明

 ▽決勝

樋口 駿  中押し 長澤 宣之

 ▽3、4位決定戦

永渕 広明 中押し 中川 哲也

 ▽5、6位決定戦

荒木 正次 19目半 松瀬 初男

 ▽7、8位決定戦

藤原 千房 20目半 田崎 重文

 ▽パラマス戦

西村 光雄 中押し 下田 次郎

(初段(4))     (二段(1))

奥村 和弘 中押し 田口 敬三

(二段(2))     (初段(3))

武富 正次 18目半 本山 隆敏

(二段(3))     (初段(2))

江頭 治敬 23目半 村上 武司

(初段(1))     (二段(4))

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