■容疑で福岡県警5人逮捕、計9人に

 福岡市城南区の佐賀銀行干隈支店で昨年10月、現金5430万円が盗まれた事件で、福岡県警は13日までに、窃盗容疑などで福岡市東区の会社員服部龍二容疑者(35)ら4人を再逮捕し、同区の自称自営業大石俊祐容疑者(32)を新たに逮捕した。佐賀銀行では昨年8月、東区の箱崎支店に男らが侵入する事件も発生しており、一連の事件での逮捕者は計9人となった。

 他に逮捕されたのは、土木作業員市山龍大容疑者(43)=福岡市東区=、無職松島宏容疑者(30)=同博多区=、無職猿渡丈広容疑者(32)=住居不定。

 また、干隈支店の事件に関して窃盗罪などで起訴されている元行員吉田淳容疑者(42)も、横領の疑いで13日までに再逮捕された。佐賀銀行が事件後の内部調査で、吉田容疑者が顧客から定期預金や投資信託として預かった計1300万円を流用していたことを把握し、業務上横領の疑いで福岡県警に通報していた。

 福岡県警によると、服部容疑者はヤミ金業者で、吉田容疑者に金を貸していたとみている。県警は、多額の借金を抱える吉田容疑者が、返済の代わりに服部容疑者らに支店の鍵を提供したり、行内の情報を流したりしたとみて、9人の他に関与者がいないかも含め、事件の全容解明を進める。

 干隈支店事件の逮捕・再逮捕容疑は、昨年10月6日午後10時35分ごろ、現金を盗んだ疑い。吉田容疑者の再逮捕容疑は昨年8月23日、顧客の現金1300万円を着服した疑い。

 服部容疑者ら再逮捕の4人は、箱崎支店の事件に関与したとして建造物侵入容疑で逮捕され、13日に処分保留となった市山容疑者を除く3人が同罪で起訴されている。

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