テレビ会議システムを使った交流授業で、久米島の小学生(背後の画面)に手を振る山代東小児童=佐賀大海洋エネルギー研究センター伊万里サテライト

■海洋温度差発電を縁に

 伊万里市山代町の山代東小4年生(24人)が、近くの佐賀大学海洋エネルギー研究センター伊万里サテライトで、約1200キロ離れた沖縄県久米島の美崎小6年生(13人)とテレビ会議システムで交流授業を行った。同センターの池上康之教授から海洋温度差発電に関する講義を受け、互いの自然や文化を紹介し合った。

 久米島には佐賀大の海洋温度差発電研究を基にした世界初の実用実証プラントがあり、伊万里市と久米島町、佐賀大は昨年7月、研究開発と利活用、地域交流の推進に関する連携協定を結んだ。授業は協定に基づく初の交流となった。

 池上教授は両校児童に分かりやすく海洋温度差発電を説明。「他国の研究者から絶対に実現できないと言われても、実現を信じて研究に取り組んできた」と語り、諦めずに努力することの大切さを伝えた。

 両校児童はそれぞれの自然や産業、文化、伝統行事を紹介。「カブトガニは食べられるの?」「久米島はいま寒いですか?」と互いに質問し、交流を深めた。

 山代東小児童は授業後、池上教授の案内でセンターを見学。発電や海水の淡水化などの仕組みを模擬装置で理解し、「すごい」と瞳を輝かせて科学に興味を示していた。

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