大勢の参拝客でにぎわった「福伊勢餅投げ」=佐賀市伊勢町の伊勢神社

 「九州のお伊勢さん」として知られる佐賀市伊勢町の伊勢神社(古川和生宮司)で10日夕から11日にかけ、伊勢大神宮大祭があった。あいにくの雪となったが、11日午前からは参拝客が増え、恒例の「福伊勢餅投げ」では福を求める人々で境内が埋まった。

 大祭を取り仕切る第95代伊勢会の大神、小神が特設舞台に立ち、懸命に手を伸ばす参拝客に向けて餅を投げた。餅は4千個を用意し、2回に分けて振る舞った。

 境内では家電などが当たる福引きに行列ができ、参拝客は名物の伊勢うどんやあめ湯で体を温めながら、家内安全や商売繁盛を祈った。舞台では面浮立や三味線、大正琴なども披露された。

 東京から1年半前に転勤し、家族3人で初めて大祭を訪れた佐賀市の会社員増井裕康さん(35)は「地域に密着した温かさを感じるお祭り。また来年も来たい」と話していた。

 同神社は三重県の伊勢神宮から全国で唯一、分霊を許されている。大祭は1923(大正12)年から途切れることなく続いている。

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