在日米海兵隊(司令部・沖縄)は1日、新型輸送機オスプレイ1機が大分空港(大分県国東市)に緊急着陸したのは「操縦士が、速やかな着陸を必要とするエンジン1基の不具合を覚知した」ことが原因だと声明で明らかにした。米軍は同日、空港で機体の修理に着手。左側のエンジンを交換する予定という。

 海兵隊は必要な整備後、徹底的な点検に加えテスト飛行を行う必要があるとしており、離陸の具体的なめどは立っていない。海兵隊は「われわれの友人や隣人の安全に対して十分に注意している。安全でない航空機は運用しない」としている。

 米軍の作業員十数人は1日午前から駐機場のオスプレイ周辺に集まり、機体両翼のエンジンカバーを開けて中を確認するなどした。九州防衛局によると右側エンジンの一部も交換が必要という。

 前日の8月31日夜に、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)から輸送機でエンジン2基や整備用資材一式などを大分空港に搬入している。

 緊急着陸後にオスプレイから一時煙と炎のようなものが上がったことに関し海兵隊は「エンジンを切る際に小さな炎などが出ることは珍しくなく、緊急事態とは関係しない」と説明し、着陸との関連を事実上否定した。

 大分県などによると、オスプレイは29日午後6時34分、大分空港に緊急着陸した。米軍岩国基地(山口県岩国市)から普天間飛行場に戻る途中だった。搭乗員6人にけがはなかった。【共同】

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