唐津市鎮西町の名護屋漁港に多量の金塊が密輸され、小型船の船長ら9人が関税法違反(無許可輸入)容疑で逮捕された事件で、関与した疑いのある別の中国人の男が事件当日、国外に逃亡していたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。計画の失敗を察知して逃げたとみられ、捜査当局は逮捕状を取って行方を追っている。

 捜査関係者によると、中国人の男は韓国経由で中国に逃走したという。

 佐賀県警や第7管区海上保安本部(北九州市)などは5月31日、船長斎藤靖昭容疑者(49)=長崎県壱岐市=ら5人が「第三十六旭丸」で金塊を陸揚げし、3人が受け取ったところを取り押さえた。出国した中国人の男は現場におらず、拘束を逃れたとみられる。

 張り込んでいた捜査員らに任意同行された8人は翌6月1日に逮捕された。6日には、主犯格とみられる会社員山崎竹助容疑者(66)=青森県むつ市=も逮捕されている。(取材班)

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