九州電力は12日、6月に予定した玄海原発(東松浦郡玄海町)の低レベル放射性廃棄物輸送を延期すると発表した。日本原燃が運営する埋設センター(青森県六ケ所村)にあるクレーンに不具合が生じたため。新たな輸送時期は未定。

 廃棄物を詰めたドラム缶の運搬に使うクレーンで、走行用レールの継ぎ目にずれが見つかった。原因は調査中。点検や修復に時間が必要で、安全上の観点から延期した。

 低レベル廃棄物は作業員が使った衣服などをドラム缶で保管。輸送予定のドラム缶480本は玄海原発の敷地内の建屋で管理する。九電は「延期で建屋がいっぱいになるということはない」としつつ、「計画が進むためにもできるだけ早い復旧を望む」とした。

 北陸電力志賀原発(石川県)も同日、ドラム缶480本の輸送延期を発表した。中部電力浜岡原発(静岡県)も同様の理由で1888本の輸送を既に延期している。

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