金メダル獲得までの道のりを振り返る内村航平さん=佐賀市文化会館大ホール

講演後、金メダルを胸に強化指定選手をタッチで送り出す内村航平さん=佐賀市文化会館大ホール

■リオ五輪までの半生回顧

 リオデジャネイロ五輪の体操男子団体と個人総合金メダリストの内村航平選手(28)が11日、佐賀市文化会館で「金メダル獲得までの体操人生」をテーマに講演した。6年後の佐賀国体へ向けた本年度の県強化指定選手認定証交付式に合わせて開き、県内各競技の有望選手らがトップアスリートの成功の秘策に熱心に耳を傾けた。

 内村選手は、長崎県諫早市出身。元体操選手の両親が開いたスポーツクラブで3歳から体操に親しみ、実家にいた中学までは佐賀での競技会や練習にもしばしば訪れていたという。

 講演は、内村選手と親交のある鳥栖高校女子体操部の龍富貴夫監督が聞き役となり、トレーニングの方法や精神力の維持などを尋ねた。内村選手は、中学時代は率先して高度な技に挑んだが、高校では一転して基本をたたき込まれ、「筋肉痛がひどくて面白くない練習だったが、乗り越えたことで難しい技ができるようになった」と基本練習の大切さを強調した。

 イメージトレーニングについては「演技で景色がどう見えるかを想像し、実際にやった時も変わらない。イメージが身につけば、G(重力加速度)も分かるようになる」と話した。

 講演後、内村選手は金メダルを胸に会場出口に立ち、アスリートたちとハイタッチを交わして激励。体操女子の籾井野々華さん(田代中2年)は「イメージトレーニングの話はプロだと思った。講演で聞いたことを練習や試合で生かしたい」と目を輝かせた。

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