貨物フェリー「どんがめ」の上に作られたステージの上で能を舞う能楽師=唐津市のマリンパル呼子

 唐津市の呼子港に係留した船上で7月31日、能の公演があった。海にまつわる演目を中心に披露し、夕日に染まる港に雄々しい声と笛の音が響いた。

 貨物フェリー「どんがめ」の上に作った舞台の上で、能楽師が華麗に舞った。地元の能教室に通う子どもたちも登壇し、普段の稽古の成果を披露。地域住民ら約140人が集まった。

 企画した能楽師の林本大さん(40)が、演目前にあらすじや見どころを解説。「扇一本で刀や弓、筆を表現する」と話した。神様に供えるワカメを取るのを手伝おうと、龍神が海を割る「和布刈」では、扇でのたうつ龍神を表した。

 友人と見に来た近くの小林雅子さんは「海の上で見るなんて初めて。涼しくていいですね」と笑った。

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