農林水産省経営局長賞の受賞を喜ぶ農産加工グループ「工房みかんの里」。メンバー女性14人が世代を超えて活動している=藤津郡太良町

 藤津郡太良町を拠点に活動する農産品の加工グループ「工房みかんの里」(中尾千鶴子会長)が、農山漁村女性・シニア活動の全国表彰で女性起業・経営参画部門の農林水産省経営局長賞を受賞した。県内の団体が表彰を受けるのは7年ぶり。中尾会長(70)は「私たちがもらっていいのかと足が震えるぐらい驚いた。評価され、本当にうれしい」と喜んでいる。

 工房みかんの里は農家の主婦ら40~70代の女性14人で構成。特産のミカンなどを使った商品開発に力を入れるとともに、農家の知恵や技能を伝承しようと、「ふるさと先生」として町内の保育園や小学校で食の教育も行っている。

 手掛ける加工品は焼きドーナツやかりんとう、黒糖まんじゅうなど。地元の「道の駅太良」でオープン当初から販売しており、「若い人には焼きドーナツなどの新商品を任せ、私たちベテランは昔ながらのものを作っている」と中尾会長。世代を超えて互いに協力しながら販路を探っている。

 表彰は活気のある地域の活動を広めようと、農山漁村男女共同参画推進協議会が主催、農林水産省などが後援する。14人は新しい加工品を模索中で、中尾会長は「多くの支えがあったから表彰を受けることができた。これからも進化していかないと」と意気込んでいる。

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