■離党相次ぎ不安も

 前原誠司元外相が新代表となった民進党代表選で、佐賀県内の多くの地方議員も共産党との連携に一線を画す前原氏を支持した。旧民主党時代に代表経験のあるベテランに党勢の立て直しを託すが、離党者が相次いでいる現状に不安の声も上がった。

 県内の地方議員13人の投票先は、前原氏が10人、枝野幸男元官房長官は1人、2人は明言しなかった。県内に割り振られた3ポイントは党員・サポーターによる投票の結果、前原氏が975票で2ポイント、枝野氏が327票で1ポイントをそれぞれ獲得した。

 県連幹事長の山田誠一郎佐賀市議は前原氏に対し、政策本位の党運営を求めた上で「代表経験もあるので、しっかりと理念を掲げ党をまとめてほしい」と述べ、強いリーダーシップと発信力を期待した。

 ほとんどの議員は共産党との連携に否定的。ある議員は「考え方が違う政党と組むのはあり得ない」と強調、前原氏支持が広がったとみる。東京都の小池百合子知事が立ち上げた政治団体「日本ファーストの会」との連携も「ブームに乗った安易な共闘はやめてほしい」とくぎを刺す。

 党幹部経験者など離党者が後を絶たず、ある議員は「どうしようもない。じり貧ですね」と自嘲気味に話し、危機感を募らせた。代表選は盛り上がりを欠き、反自民の受け皿としての存在感も薄れる。「このままの党籍でいいのか迷いが生じている」との声も漏れた。

 一方、共産党県委員会の今田真人委員長は「野党と市民の共闘は全国で確実に進んでおり、後戻りすることはない」などとするコメントを出した。

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