川の中でドッジボールを楽しむ子どもたち=唐津市厳木町の厳木川

 清流として知られる厳木川を舞台にした「川リンピック」が30日、唐津市厳木町中島墨田地区で初めて開かれた。住民らが数年かけて整備し、よみがえらせた親水空間で子どもたちが水しぶきと歓声を上げた。

 中島地区では、はだしで入っても遊べるきれいな川を取り戻し、次の世代に伝えようと、地元住民らでつくる「中島水辺の交流とオアシスの郷づくり事業推進委員会」が国交省の外郭団体などの補助を受け、川辺環境を整備。汚泥や川底に繁殖していたオオカナダモを除去し、見通しや日当たりを悪くしていた竹林や雑木を伐採してきた。

 環境再生を踏まえて、子どもたちが地元の自然に感謝し、愛着を持てるよう初めてイベントを企画。地元の幼稚園児から中学生まで約40人が参加した。

 大人が見守る中、川の中でドッジボールや大玉転がし、イカダとゴムボート早乗りなどのユニークな競技に挑戦。ニジマス釣り体験やバーベキューも楽しんだ。坂井央祐君(9)は「初めて川で遊べてうれしかった。ドッジボールが楽しかった」と笑顔を見せた。

 委員会会長の白水治夫さん(67)は「子どもたちは川に入っただけで興奮していた。第一歩としては満足。中島地区が中心だが、将来は大きなイベントに育てていきたい」と話した。

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