鳥栖―鹿島 前半37分、相手の猛攻を一丸となって守る鳥栖の選手たち=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 強豪相手に守り切った守備陣が、両手を高々と突き上げた。最後まで高い集中を維持した鳥栖は、試合巧者の鹿島を零封。DF藤田は「体を張ることが鳥栖のベース。体も頭も使って守り切れた」と胸を張った。

 先制しても、鹿島が攻撃的になることで「受け身になることは想定内」(GK林)だった。前半37分には立て続けに3本のシュートを浴びたが、藤田らがすべてを跳ね返した。後半にはドリブルで仕掛ける相手にDF吉田が体を入れて防ぎ、28分のMF土居が放ったシュートは林が横っ跳びではじき出した。

 アグレッシブな守備は攻撃面にも作用した。FW豊田の決勝点も、吉田が高い位置で相手からボールを奪ったことが起点。押し込まれる時間が長く続いても、ボールの取りどころを明確にし、奪ってからの素早い切り返しで相手に脅威を与えた。

 「夏場になっても走り切れている」と主将のMF金民友(キム・ミヌ)。全員が、キャンプで培ってきた走力の成果を実感している。

 第2ステージ開幕から6試合負けなしで、勢いは加速してきた。第1ステージ王者相手の勝利に「力量を図る意味でも大きな1勝」と藤田。金民友も「負けていないのは自信になる。みんなが成長している証し」とうなずく。

 第2ステージの優勝も視野に捉えながら、これからG大阪、川崎と強豪との戦いが続く。「もっと厳しく、強い気持ちを持っていかないといけない」と金民友。価値ある1勝に満足することなく、勝ち点を積み上げていくつもりだ。

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