配管内や外側を進むことができるヘビ型ロボット。中央は松野文俊京大教授=29日、京都市

 複雑に曲がった配管の中をくねくねと進んで調べるヘビ型ロボットを京都大や金沢大、岡山大などのチームが開発し、このほど発表した。工場での日常点検のほか、災害時に危険で人が立ち入れない建物内の探索や東京電力福島第1原発事故の廃炉作業にも役立てたいとしている。

 ロボットは全長約2メートル、重さ約9キロ。高性能なセンサーが搭載されており、複雑なパイプ内を通ることができる。音の反響を利用して現在位置を把握するため、操作中に迷子にならない。進んで行くと操作画面に配管の図面が表示され、先端のカメラで撮影した映像も見られ、詳細な情報収集が可能となった。また、がれきの上を越えて、細い配管の外側をヘビのように巻き付いて上っていくこともできる。

 松野文俊京大教授は「今後は防水・防じん対応に改良し、実用化に結び付けていく」と話している。【共同】

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