麦秋カフェを主催した「さがのぎ」のメンバーたち

■市民グループ「さがのぎ」

 有明海に臨む佐賀市南部に位置する諸富、川副、東与賀、久保田の4町の有志による市民グループ「さがのぎ」(江島政樹代表)は、季節に寄り添う暮らしの魅力を多くの方に伝えようと、5月下旬の金色に輝く麦畑での「麦秋カフェ」や、旧暦9月13日の「有明海の十三夜」などのイベントを主催しています。

 「さがのぎ」の命名者は、諸富町で主に有明海の海産物を扱う鮮魚店を営む吉田宏毅さん。グループ名を検討する中で、二十四節気に関連した名前にしてはどうかという意見を受け、いろいろ調べるうちにこの名前を思いついたそうです。吉田さんは元々月の満ち欠けや旧暦への関心を持っていたようですが、このグループに参加してより一層、二十四節気を含めた太陰太陽暦に関心を持つようになったといいます。

 6月5日~20日頃は二十四節気の芒種(ぼうしゅ)にあたります。芒種の「芒」とはイネ科の植物の穂先にみられる突起のことで、芒のある植物の種をまく時期をさしています。芒は「のぎ」とも読むことから、この地域に観光や産業の種まきをして育てていこうという意味を「さがのぎ」の名前に込めました。

 芒種の候、花はアジサイ、野菜はトマト、魚はエツが旬を迎え、梅雨に入り田植えが始まります。

 季節と寄り添い自然の中に溶け込んだイベントを一番楽しんでいるのはメンバーかもしれませんね。心から楽しむ様子が参加者に伝わり、一緒に笑顔になれるとき、それはまいた種がはじける瞬間ではないでしょうか。じっくり育つといいですね。

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