佐賀大学農学部4年・松尾友貴さん

■佐賀大学農学部4年・松尾友貴さん

 日本は災害大国であり、災害が起きると自然はかき回されて有害物質の流出の可能性がある。網羅分析では影響する物質を広範囲の中から絞り込むので時間がかかり、その分析法の開拓が求められている。松尾友貴さん(佐賀大学農学部生物環境科学科4年)は放射線セシウムの経過測定を通し分析技術の開発に携わっている。

 サンプル収集のために東日本大震災の被災地を訪れたとき、被災者から「住んでいた地域はどうなっているのか」「いつ戻れるのか、それとも戻れないのか」と将来への不安と戸惑いの言葉を聞いた。迅速かつ正確な情報提供の必要性を感じた。

 松尾さんは3年の時、専門的知識がないままでこの大きなテーマを与えられ、不安があったが挑戦しようと決意した。「先輩や担当教授に助けられて続けることができた」。学部卒業後も大学院に進み、他の分野の網羅分析法についても研究したいと考えている。

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