中島 元昭教諭

 実践指定校となって1年目。模擬試験や入試の準備で、NIEの時間確保が難しかった。授業時間以外で、生徒だけでなく教員も新聞を読む機会を増やし、考える力を育てようと試みた。

 教員間で関心の高い記事を毎日二つ選び、朝のホームルーム(HR)で「○○先生が選んだ記事」として配布。休み時間や家庭で生徒に読ませ、金曜日の帰りのHRで生徒が気になった記事の感想を書くアンケートを取った。「ら抜き言葉」に関する文化庁の調査記事など身近な問題に関心が高く、政治への関心が薄い傾向が見られた。

 2カ月後には、記事の感想に加えて「自分だったらどうするか」を考えてもらい、読むだけでなく考える力を養った。

 主権者教育と関連し、佐賀新聞の出前授業を受け、模擬選挙の様子が新聞に掲載されたことで生徒たちの新聞への関心を高めることができた。

 現在は全クラスに新聞を配布し、新聞を手に取る環境作りを進めている。3年生は小論文の題材に新聞の社説を活用し、記事のスクラップをするなど自主的な取り組みに力を入れる。

 次年度は、「考える」だけでなく「発信」する取り組みを試行錯誤していく。

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