合同訓練で、遭難者救助のため山へ捜索に向かう参加者=武雄市の黒髪山

 夏山シーズンを迎え、武雄、有田、伊万里の警察や消防、登山愛好者らが7月28日、武雄市の黒髪山山系で山岳遭難救助合同訓練を実施した。約100人が2人が遭難した想定で捜索を行い、連携法を確認した。

 関係行政機関や登山愛好者らで2013年に「黒髪山系救助ネットワーク協議会」を発足。同年から毎年1回、合同訓練を重ねている。秋や冬、初夏に行うことが多かったが、今年は8月11日の「山の日」を前に炎天下の訓練となった。

 訓練は登山者2人の家族から「帰山予定を過ぎても戻らない」という連絡を受けた想定。武雄市山内町の乳待坊公園に現地対策本部を設け、同公園と有田町の竜門ダム付近から計65人の捜索隊が出動した。

 黒髪山系には99のレスキューポイントがあり、捜索隊は本部に無線で現在地などを連絡。県警ヘリも空から捜索に加わって2人の遭難者を発見、担架で運んだ。

 黒髪山山岳救助隊のメンバーは「6月にも遭難があった。危険な場所も多い山なので十分な装備で油断なく山に入って」と話していた。

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