34年前の作文を懐かしそうに読む参加者たち=有田町の先人陶工の碑前

 有田町の有田焼創業400年事業で、34年前に旧有田町内の小中高校に在籍した児童生徒の作文を納めたタイムカプセルの開封式が7月30日、有田町の泉山磁石場先人陶工の碑前であった。41~53歳になった参加者が、当時の夢や有田焼への思いをつづった作文を手に同級生らと思い出話に花を咲かせた。

 参加者は学校や学年別に分けられた作文の中から自分の作文を見つけ出し、友人同士で見せ合ったり、写真を撮ったりした。

 「後世の人へ贈るメッセージ」として、「有田焼の個性を豊かにして」と願いを託していた松尾慎子さん(47)=有田町=は「当時のことを思い出し、懐かしさでいっぱい。家に持って帰って子どもたちにも読ませたい」と笑顔を見せた。

 タイムカプセルは有田焼創業350年記念事業の一環として、1982年の先人陶工の碑の完成に合わせて封かんしていた。作文以外に当時の佐賀新聞や十三代の酒井田柿右衛門さんと今泉今右衛門さんの陶歴、町の写真を入れたタイムカプセルもあり、有田焼創業500年の年に開封する。また、創業400年を記念し、町内の小中学生の作文を新たに封かんすることにしている。

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