在宅医療を始める家族を演じた「在宅ネット・さが」の「劇団くまくま」のメンバー

 在宅医療や在宅介護への理解を促す市民公開講座が10日、鹿島市の生涯学習センターエイブルであった。在宅医療・介護に携わる多職種の連携団体「在宅ネット・さが」の医師らが、講演や介護劇を通してメリットやポイントを紹介した。

 「在宅ネット・さが」代表の満岡聰医師は、患者自身が自分らしく過ごせる在宅医療の魅力を紹介。「ドライブに行ったり、お酒を飲んだりという本人の希望もかなえやすく、本人や家族から幸せそうな笑顔が見られる」とまとめた。

 事務局長の矢ケ部伸也医師は、在宅介護で家族がすべき基本動作の介助や体の状態把握などのほか、最も大事な視点として「主体は介護される方」と強調。「介護の方法や延命治療の希望が、家族と本人の間で違うことがよくある」と注意を促した。

 また同団体メンバーでつくる「劇団くまくま」は、在宅医療を始める家族の演劇を通して、さまざまな疑問に回答。本人に合う生活プランをチームで考え、医師や看護師、薬剤師が24時間対応できることなどを知り、「家族だけで抱え込まなくていいと知り安心」とまとめた。

 講座は鹿島市で在宅医療に取り組む志田病院と「在宅ネット・さが」が開いた。

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