従業員や地域にも目を向けた経営の重要性を語る坂本光司教授=佐賀市のグランデはがくれ

 中小企業の経営改革をテーマにした講演会が8日、佐賀市であり、中小企業経営論が専門の坂本光司法政大教授(70)が講演した。「優良企業」の経営者に共通する信念やエピソードを紹介、地域課題にも目を向け、社会をより良くするという大局的な視点が事業拡大につながると力説した。

 坂本教授は全国の中小企業7500社を調査・研究している。このうち「優良企業」と位置付ける経営者の資質について、「いずれも取引先や顧客、株主のみならず、従業員や地域住民も大切にしている」と説明した。

 「地域社会への貢献」を掲げ、障害者を積極雇用して業績を伸ばしている企業もあるとし、「社会全体を良くしていきたいという大きな視点を持つことで、取引先や顧客から好印象を持たれる」と事業拡大の可能性を指摘した。

 講演は、都市圏の人材と県内中小企業との就業マッチングなどを手掛ける「県プロフェッショナル人材戦略拠点」が主催。県内の中小事業者ら約200人が聴講した。

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