木造校舎や脊振山の緑を背に白い花の一本桜が映える。神埼市脊振町服巻の脊振小久保山分校跡にひっそりと立つヤマザクラ。標高600メートルと涼しく、一足遅れて見ごろを迎えている。

 ヤマザクラは開校のころに植えられたとみられ、樹齢100年を超える。校庭の脇で大きく枝を伸ばし、2003年に閉校するまで、子どもたちの成長を見守ってきた。校舎は研修宿泊施設「脊振山麓習遊館」として活用され、かつての情景が今も残る。

 例年、平野部より1週間ほど開花が遅く、サクラの見納めスポット。高さ12メートル、枝張り15メートル、根回り3・4メートルの巨木で、2年前に「久保山のヤマザクラ」として市天然記念物に指定された。

▽場所 国道263号を佐賀市三瀬村の三瀬郵便局前から県道46号に入り東へ約9キロ。シャクナゲ寺で知られる浄徳寺近く▽見ごろ 15日時点でほぼ満開▽問い合わせ 神埼市商工観光課、電話0952(37)0107

白い花が陽光に輝く「久保山のヤマザクラ」=神埼市脊振町の脊振山麓習遊館(14日、撮影)

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