デンマーク訪問を前に記者会見される皇太子さま=13日午後、東宮御所(代表撮影)

 皇太子さまは13日、15日からのデンマーク訪問を前に、住まいの東宮御所で記者会見された。天皇陛下の退位後、象徴天皇の役割をどう引き継ぐかについて「これまで陛下より引き継いだ公務も含め、それぞれの務めに全身全霊で取り組んでいきたい」と次期天皇としての意気込みを語った。

 陛下の退位を実現する特例法の成立後、次期天皇の皇太子さまが会見で自らの思いを語るのは初めて。特例法を巡る質問には「制度面の事項については、言及することは控えたい」と述べた。

 皇太子さまは30分弱の会見中、終始いつもの穏やかな表情と落ち着いた声で質問に答えた。

 陛下は昨年8月のビデオメッセージで、高齢による身体の衰えを考慮すると「全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが難しくなる」と吐露。皇太子さまは会見で改めて「陛下のお考えを真摯(しんし)に重く受け止めている」と述べた。

 国際親善のための外国訪問については「皇室の役割の一つとして極めて重要だ」と指摘。天皇、皇后両陛下が続けてきた、太平洋戦争の犠牲者への「慰霊の旅」にも触れ「両陛下のお気持ちに思いを致しながら、これからの外国訪問に真摯に取り組んでいきたい」と語った。即位後、自身も慰霊目的で外国訪問をするかについては「今の立場で申し上げることは差し控えたい」とした。【共同】

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