指導者養成講習会で、靴を履いたまま「ういてまて」を実践する参加者=唐津市の東唐津小屋内プール

 水難事故から命を守ることを研究している一般社団水難学会の指導者養成講習会が1日、唐津市で始まった。着衣状態で事故に遭遇した場合、浮いて救助を待つ「ういてまて」を広めるため、全国から消防士や教員ら45人が指導方法を学んでいる。

 同学会によると、以前は着衣水泳を教えていたが、現在は全国の8割の小学校で「ういてまて」を指導。普及によって中学生以下で水難事故に年間約250人が遭遇し、約200人が助かっているという。学会は全国で指導員講習会を開催し、これまでに3千人以上の指導員を養成している。

 年間10カ所程度で開催しているプール講習の本年度1カ所目が東唐津小のプールで1日あり、福岡県中心に全国から20人が参加。靴を履いたままだったり、ペットボトルを持って実際に浮く体験などをした。2、3日は年1回開催の海での講習を西の浜で開く。

 学会会長で長岡技術科学大学大学院の斎藤秀俊教授(54)は「一歩間違えば、事故につながる状況で子どもたちに教えるため、指導者には安全管理が求められる」と語った。

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