「市民の自主的な学びの場を作りたいと思ったのが講座を始めたきっかけです」と語る連続講座「佐賀学」代表の竹本信子さん

さまざまな分野の専門家を招き毎月1回開かれている連続講座「佐賀学」=武雄市の東洋館のティールーム

 武雄市内外から講師を招き、佐賀藩の歴史、有田焼や肥前の菓子文化などを学ぶ連続講座「佐賀学」が毎月1回、武雄市の東洋館で開かれている。講座と別にミステリ作家トークショーなど、年に1回の特別イベントも企画する。代表の竹本信子さん(62)=武雄市山内町=は「市民の自主的な学びの場をつくりたい」と精力的に活動を続けている。

 連続講座「佐賀学」は2015年6月に立ち上げた。県立九州陶磁文化館元館長の大橋康二さんや村岡総本舗の村岡安廣社長らを招き、有田磁器発展の歴史や肥前の菓子文化など、さまざまな分野についての学びの場を創出している。

 講座とは別に年に1回の特別イベントも開く。本離れが進む中、若者たちに本をもっと身近に感じてもらいたいと、今年は11月に武雄市の京都屋で「ミステリ作家トークショー&サイン会in武雄温泉」と「楼門一箱古本市」を開く。竹本さんの夫でミステリ作家の竹本健治さんをホスト役に、作家仲間で友人の綾辻行人さんら著名作家を招く。ミステリ作家が普段の生活でどんな会話をしているかなど、ファンの好奇心をくすぐる内容となっている。トークショーは好評で既に参加定員に達しているが、今後も毎年県内各地で開く予定で、来年は伊万里市、再来年は佐賀市での開催を企画している。

 竹本さんは「市民主体のイベントなどは費用面など苦労する部分もあるが、自分たちで切り開いていける面白さや楽しみがある。若い人たちをはじめ、いろんな学びの輪が県内にもっと広がってほしい」と語った。

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