「医療人へのとびら」の初回講義を受け、意見交換する高校生たち=佐賀大学鍋島キャンパス

 未来の医療人を育もうと、医療分野に関心がある高校1年生を対象にした「医療人へのとびら」が6日、佐賀市の佐賀大学鍋島キャンパスで開講した。高校・大学連携を進める佐賀大と県教委による「とびらプロジェクト」の第3弾。高校生は救急医療や災害時に求められる役割など現場に即した声に耳を傾け、関心を高めていた。

 県内12校約60人の生徒が受講する。この日は佐賀大医学部附属病院の阪本雄一郎・高度救命救急センター長が講師を務め、11年に同病院が消防と連携して始めたドクターカーの事例が紹介された。救急車が同病院に常駐し、医師が同乗して現場に向かい、いち早く治療にあたる「病院前診療」を実現している。「少しでも、仕事をさせてもらう町の役に立てるように」とよりよい仕組みを探り続けてきた現状が語られた。

 プログラムは全6回。大学側は医学部の講義や学部生と意見交換、手術シミュレーターなどを使う体験学習を検討しているという。

 参加した佐賀清和高の日高可南子さん(15)は「『1分1秒でも速く診断治療に入る』という言葉が印象的。災害医療など現場の話を聞くことができて、とても勉強になった」と感想を話した。

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