県内20市町の議会議長との懇談会であいさつする山口祥義知事(中央奥)=佐賀市のマリトピア

 佐賀県の山口祥義知事と県内20市町の議会議長が行政課題について意見交換する懇談会が1日、佐賀市で開かれた。唐津港への外国クルーズ船誘致、吉野ケ里遺跡の博物館整備に関する要望のほか、有明海沿岸道路や幹線国道など道路整備を求める声が出された。

 唐津港のクルーズ船寄港は年2、3回程度あるが、外国船籍の寄港実績はまだないという。唐津市の議長は「九州では佐賀だけインバウンド(訪日観光客)の寄港がない。波及効果は県内全域に及ぶので、県が先頭に立って取り組んでほしい」と訴えた。

 吉野ケ里歴史公園への博物館整備に関しては、県の整備構想が財政上の問題で“棚上げ状態”になっている。吉野ケ里町の議長からは「確かに財政上の問題はあるが、佐賀観光の起爆剤になる。本物を見せて学べる場を整備していただきたい」と要望した。

 武雄、鹿島、大町、太良などが、渋滞や事故への懸念から幹線道路整備を求めたほか、2023年国体の佐賀開催を見据えた取り組みをただす声もあった。

 山口知事は、唐津港のクルーズ船について「誘致に力は入れるが、どのふ頭にどういうところから誘致するのかという議論を深めることが必要」、吉野ケ里の博物館構想は「美術館や博物館のあり方を創造的に再構築していこうとしている。全体を見ていく中で考えたい」などと答えた。

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