エコーを使って胆石を探し出して膿を吸い出す手術を疑似体験する中高生

人体に見立てた鶏肉を超音波メスで切開するセミナーに参加した中高生=伊万里市の山元記念病院

 伊万里市の山元記念病院(山元章生理事長)で6日、中高生を対象とした「外科手術体験セミナー」があった。同院の医師をはじめ現役の医療チームの手ほどきで、超音波(エコー)や胃カメラによる検査、腹腔鏡手術などを実際の医療機器を使って疑似体験。最先端の技術と医療現場独特の緊迫感に触れていた。

 市内外から集まった約40人の参加者は、実際の手術室で手術用のガウンを着て“オペ”を開始。腹腔鏡手術さながらに長いはさみを動かして小さな玉をつまむのに大苦戦。「超音波メス」の体験では、生徒同士でペアを組み、人体に見立てた鶏肉を緊張で少し汗ばみながら切開した。医師から「手術は1人ではできない。協力し合うことが大事」などとアドバイスを受けていた。

 セミナーでは、模型を使った縫合や胆石を探し出して膿(うみ)を吸い出すなどの実技が数多くあり、医療スタッフから手先の器用さなどの素質を見いだされていた参加者もいた。武雄高1年の松本愛結さん(15)は「超音波メスはもっと難しいと思っていたが、上手にできた。将来、医療関係を目指しているのでますます興味がわいた」と感想。山元理事長も「ここから1人でも将来の地域医療を担う人材が出てくれたらうれしい」と話した。

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