同和問題啓発強調月間の8月に合わせ、人権問題を考える講演会が佐賀県内の各地で開かれる。差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)をなくすための対策法が5月に成立する一方、障害者を標的にしたヘイトクライム(憎悪犯罪)が相模原市の施設で発生するなど、尊厳を踏みにじる凶行も起きている。同和問題や貧困など多様なテーマで人権意識を問い直す。

 佐賀市では10日午後1時半から市文化会館で石井眞澄さん、千晶さん夫妻(滋賀県)を招いて結婚差別を考える。幼少期から同和問題に直面してきた千晶さんの体験や、結婚を巡る夫側の家族との衝突を語る。

 25日午後1時半からは武雄市文化会館で、西光寺(奈良県御所市)住職の清原隆宣さんが講演する。清原さんは、水平社宣言を起草した西光万吉(清原一隆)の弟の孫で、出生地による差別を受けた体験を話す。

 19日午後1時半からは、鹿島市のエイブルで、東京都足立区で起きた年金不正受給事件(2010年)をモチーフにした「日本の悲劇」を上映する。脚本家で映画監督の小林政広さんも登壇する。

 他の講演日時と会場、講師は次の通り。

 5日午後1時半、ドゥイング三日月=講談師一龍斎春水さん▽8日午後2時、佐賀市文化会館=中央大教授池田賢市さん▽18日午後1時半、唐津市民会館=落語家笑福亭松枝さん▽22日午後1時半、鳥栖市民文化会館=元高校教諭宮本延春さん▽23日午後1時半、多久市中央公民館=落語家桂文福さん▽26日午後1時半、伊万里市民センター=落語家切磋亭琢磨さん

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